アートフラワーに必要な道具は?
生地を切るハサミ(シルキーハサミなど)と、ワイヤーを切るハサミ
(ペンチ等でも代用可)・・・1本のハサミで兼用するとすぐにハサミの刃が悪くなります。
ちなみに、ハサミの切れ味が悪くなる原因の1つに、粘着テープや両面テープを切ることが挙げられます。
刃を下手に研いだりする前に、シール剥しスプレーなどで粘着剤を落とすと切れ味が戻ることがあります。お花屋さんの中には使い古したオアシス(吸水フォーム)などで磨く人もいるようです。
木工用ボンド
アートフラワー専用ボンドなんかも市販されています。また、市販で販売されている木工用ボンドは、乾燥時間が通常のものと速乾タイプとありますが、大きな違いはボンドに含まれる水分の量が違うだけです。早く仕上げたいときは、速乾ですが、通常のものでも作品の出来は変わらない為、どちらでも構いません。
両面テープ
・・・組み立てのときに接着するときに使います。すぐに付き、しわになり難い長所があります。
ハケ、筆
・・・染料を溶いて生地に塗るために使います。
染料
・・・生地に着色します。配合に経験を必要とします。目安としては、染料を水で溶かして白い紙に着色して染めたい色に調節していくと良いでしょう。
アート用コテ、コテ先、ゴム台
・・・生地を立体的に加工するために使います。ゴム台に押し当ててコテの柄を使います。
ここで注意して欲しいことは、コテの柄とコテ先にはそれぞれタイプがあります。差し込み式タイプ(または横ネジ式、蝶ネジ式)とねじ式タイプがあります。それぞれ前者と後者の組み合わせでは取り付けることが出来ないため確認してから購入することが必要です。
〈コテ先、玉1寸〉
バラや胡蝶蘭、カメリアなど大きな花の花びらなどに使うと便利です。コテを当てるとお椀のように丸まります。玉3分〜8分はそれぞれサイズが小さなものになります。
〈コテ先、筋〉
すじを1本強めにつけることができます。生地によっては一度すじを付けると、取れないものもありますので注意してください。(ビロードなど。)
〈コテ先、菊1〜3筋〉
菊や他の花の葉っぱの葉脈を付けるときに使用します。数字は一度に引ける筋の数を示します。
〈コテ先、弁〉
細かいところにコテを当てることができるので、これをメインに使用すると良いでしょう。
〈コテ先、ヘリ返し〉
バラの花びらのヘリ返し部分に使用します。
〈ゴム台 ハード〉
ゴム台・スポンジ台に押し当ててコテの柄を使います。ゴム台、スポンジ台は固さがあります。固さは(反発が強い)ゴム台、スポンジ台ハード、スポンジ台セミソフトスポンジ台ソフトの順で柔らかくなっていきます。
中でもスポンジ台セミソフトが使いやすいようです。ゴム台・スポンジ台を直接使うよりも木綿などの布地を巻いて使用するとコテによるゴム、スポンジの焦げや汚れを防ぐことが出来ます。また抜き弁をコテで当てる際に抜き弁からはみ出してコテ当てした場合の滑りを良くすることが出来ます。
ワイヤー各種
・・・枝や軸になります。細いものから太いものまで種類があります。
生地(布地)、抜弁
・・・抜弁ははじめから花弁やガクの形に切られた布地のこと。薔薇、コスモスなど、花の種類や、大きさ、生地の種類の中から選ぶことが出来る。
ペップ
・・・花芯に使う。耳かきの綿棒を細く小さくしたような形で、小麦粉などでできた資材。
フローラルテープ、紙テープ
・・・ワイヤーに巻いて茎に仕上げます。
・・・この他にもチューブ管、クラフトワイヤー、新聞紙、ドライヤーなど、必要に応じて用意します。ただし、簡単な作品でしたら最低限の材料と道具で(コテ先3種類とコテの柄、筆、染料、ワイヤー、ハサミ木工用ボンドなど)製作が可能です。
どこで材料を買うの?
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